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2019年愛岐トンネル群 秋の一般公開 [春日井市]

愛知県春日井市にある、

愛岐トンネル群

国・登録文化財
中央線跡のトンネル群。

この記事の写真は2019年12月上旬撮影。

2020年は11月28日から12月6日まで開催予定。
感染対策を十分にしたうえでお出かけください。
一般公開日以外は、立ち入り禁止。

かなり長い記事になります。

愛岐トンネル群見学に持っていったほうがいいもの

トンネル群は、バラスト(砕石)を歩くことになるので、
歩きやすい運動靴にしてください。
足首を痛めやすい人は、遠慮したほうがいいかも。
片道1.7キロ。かなり歩きます。

(片道とありますが往復することになります。

途中で外に出ることはできません)

ポケットティッシュは必ず持っていきましょう。
現地では、簡易トイレはありますが、
トイレットペーパーはありません!

小銭を持っていきましょう。
入場料100円のほか、現地で臨時売店があります。
弁当や飲み物などの販売がありますが、
つり銭がいらないように小銭が必要。
現金のみだと思います。


懐中電灯が必要。
トンネル内は、ほぼ照明がありません。
前方確認のために必要。

飲み物、食べ物は持ち込み可能だと思います。
ごみはゴミ箱へ。

駐車場はありません。
JR中央線(中央西線) 定光寺駅下車。
日曜日には、快速が停車すると思います。
普段は普通しか止まらない無人駅。

この記事は60枚以上の写真を使用。


トンネル越しに見える紅葉。
愛岐トンネル群38.jpg

廃線跡の鉄橋
愛岐トンネル群13.jpg



JR中央線 定光寺駅ホーム

奥が多治見、中津川方面(東方向)。向かいは名古屋方面のホーム。
定光寺駅ホーム.jpg

定光寺駅名古屋方面のりば。
多治見、中津川方面は別の場所。
定光寺駅名古屋方面行き階段2.jpg

愛知高原国定公園の看板。
定光寺駅名古屋方面行き階段.jpg

定光寺駅は、高架部分を走行。離れた場所から撮影。
定光寺駅外観.jpg

上の撮影場所とは違います。
多治見方面ホームを降りたところに案内看板がありました。

愛岐トンネル群案内看板1.jpg

愛岐トンネル群案内看板2.jpg

愛岐トンネル群に行く途中に、

玉野堰堤


(たまのえんてい)がありました。
玉野堰堤.jpg

玉野堰堤(たまのえんてい)

玉野用水
(玉野水力発電所導水路)

平成12年9月(西暦2000年)春日井市

玉野堰堤
 玉野堰堤は大正10年(1921年)に従来の灌漑(かんがい)のための
役割と共に、水力発電所への導水路を持つ取り入れ口として
改修が行われました。
 取り入れられた水は玉野用水を経て尾張地方で唯一の
水力発電所へと送られています。
 現在も、水力発電と灌漑の2つの役割を併せ持つ玉野用水の
取り入れ口として、重要な役割を担っています。

玉野用水(玉野水力発電所導水路)
 玉野用水は、江戸時代の享保14年(1729年)に、当時の玉野村の
加藤助左衛門氏が長年の水不足を解消するため、同村へ庄内川の水を
引くことを提唱し、用水が開削され玉野村の20余町歩(約20ha)の水田に
灌漑したのが始まりです。
 その後、大正2年(1913年)に改修され、水力発電のための導水路としても
利用されることとなり、玉野地区をはじめ近年までは高蔵寺地区へも
灌漑するなど、地域の生活環境に有益な影響を与えました。


愛岐トンネル群の看板。 片道1.7km 往復2~3時間。
愛岐トンネル群案内看板3.jpg

入口付近。 一般公開日以外は立ち入り禁止。
愛岐トンネル群入口.jpg

愛岐トンネル群入口2.jpg

愛岐トンネル群入口3.jpg

このあと入場料を払います。

3号始発駅と愛岐トンネル群案内.jpg

小さいですが、愛岐トンネル群公開レイアウト。
愛岐トンネル群公開レイアウト.jpg

旧国鉄トンネル群の廃線跡案内看板.jpg

旧国鉄トンネル群の廃線跡にようこそ!

この線路は4年間の難工事のあと明治33年(西暦1900年)
に開通しました。その後、東濃の檜など木材や良質な
陶土や陶器がこの路を通って名古屋へ運ばれました。
富国殖産の当時、木材は車両製造(日本車両など)や
自動織機(豊田自動織機など)に陶土などはノリタケを
代表する日本陶器として海外へ輸出されるなど
「ものづくり中部」の原型を作り上げるための大きな
役割を担いました。

 身近にありすぎ気づくのが遅れた地域遺産であり
宝であるこの施設群は、幸いなことに文化庁を
はじめ経済産業省や国土交通省に貴重な近代化産業
遺産として高い評価をいただき、また地元中部大学に
もご支援いただくなどグローバルな支援の輪が広がり
始めています。そして開拓・発掘に取り組んで
6年あまり、全体像の1/3を解明することが
できました。そこで多くの市民にこの姿に接して
いただき未来へ伝えるためのビジョンを大いに議論
していただきたいと願っています。

 現在、尾張と東濃をつなぐルートは鉄道以外では
国道19号線と愛岐道路の2本しかありません。
いつの日にかこの廃線開拓が多治見まで延びて人に
優しい第3のルート「愛岐トンネル群ネイチャーロード」
としてよみがえることを願ってやみません。

愛岐トンネル群入口最初のトンネル

帰りはこのトンネルを通りません。
愛岐トンネル群1.jpg

登録有形文化財の玉野第三隧道 
愛岐トンネル群2 玉野第三隧道説明.jpg

トンネル内側から撮影。
愛岐トンネル群3.jpg

トンネルの中。フラッシュなしで撮影。
このように暗いので懐中電灯が必要。
愛岐トンネル群4.jpg

愛岐トンネル群5.jpg

このような紅葉がたくさんあります。
愛岐トンネル群6.jpg

小さくて見ずらいですが、愛岐トンネル配置図
愛岐トンネル群7配置図.jpg

愛岐トンネル群8配置図その2.jpg

対岸は愛岐道路。
愛岐トンネル群9.jpg

愛岐トンネル群10.jpg

竹林から見える紅葉がきれいでした。
愛岐トンネル群11.jpg

愛岐トンネル群12 竹林駅.jpg

廃線跡の鉄橋と紅葉
愛岐トンネル群13.jpg

過去ここを鉄道が走ってました。
愛岐トンネル群14.jpg

次のトンネル。

玉野第四隧道

愛岐トンネル群15 玉野第四隧道.jpg

愛岐トンネル群16.jpg

愛岐トンネル群17.jpg

トンネルはレンガ積みになっているのがわかると思います。
愛岐トンネル群18.jpg

愛岐トンネル群19.jpg

三四五(みよい)の大モミジ
愛岐トンネル群20.jpg

愛岐トンネル群21.jpg

愛岐トンネル群23.jpg

玉野渓谷

愛岐トンネル群25 玉野渓谷.jpg

玉野渓谷
廃線の下を流れる一級河川の庄内川

この川を岐阜県側では水源の土岐市に由来した
「土岐川」、さらに岐阜県境から高蔵寺の
上流部にある鹿乗橋までの間を、当時の玉川村に
ちなみ「玉野川」と呼んでいました。
昭和初期まで玉野渓谷は名古屋から近い奥座敷
としてボートが浮かび水遊びができる観光地として
栄え、最盛期には定光寺駅のプラットフォームから
人があふれて転げ落ちたそうです。
定光寺駅下の商店街も今では住宅になっていますが
当時は人波でごった返し、昼どきは忙しく商店主
らは昼食を足って食べていたとのこと。
SLに乗って旅した先人達と同じこの場所から
眺める玉野川は、四季折々に異なった優雅な姿を
見せてくれる一級のビューポイントです。

愛岐トンネル群24.jpg

玉野渓谷から撮影。
愛岐トンネル群26 玉野渓谷その2.jpg

紅葉がきれいです。デジカメの紅葉撮影モードで撮影。
愛岐トンネル群27 玉野渓谷その3.jpg

愛岐トンネル群28.jpg

県下最大級の水車だそうです。
愛岐トンネル群29.jpg

愛岐トンネル群30.JPG

ゴリラ岩


東山動物園の噂のイケメン

シャバーニ君の横顔に

見えませんか?・・・・

愛岐トンネル群31.jpg


撮影してませんがこのあたりに弁当や飲み物が売っていたと思います。
(記憶違いでしたらごめんなさい)
つり銭が切れると、小銭だけでの販売になってしまいます。
小銭を用意していきましょう。
2019年の情報。
愛岐トンネル群32.jpg

愛岐トンネル群33.jpg

次のトンネル。
愛岐トンネル群34.jpg

愛岐トンネル群35.jpg

トンネル内部を撮影。レンガ積みの様子がよくわかると思う。
愛岐トンネル群36.jpg

トンネル天井にススが残っている?
ここにSLが走っていたのだと思う。
愛岐トンネル群37.jpg

トンネルを抜けると、C57型蒸気機関車の動輪。
撮影は2019年12月上旬。
愛岐トンネル群38.jpg

撮影は2019年12月上旬。
愛岐トンネル群39.jpg


愛岐トンネル群40.jpg

次のトンネルにはインバートというのが残ってました。
愛岐トンネル群43.jpg

愛岐トンネル群42.jpg


愛岐トンネル群44.jpg

愛岐トンネル群45.jpg

トンネル内側から撮影
愛岐トンネル群46.jpg

トンネル内でフラッシュ撮影したと思います。
ススが残っている。
愛岐トンネル群47.jpg

公開されている最終地点県境駅

愛岐トンネル群48.jpg
この先行き止まり。
愛岐トンネル群49.jpg
この先深見沢という谷が愛知と岐阜の県境です。
この先約50mのところに愛岐トンネル最長607mの
第7号トンネルが未だ眠ってます。我々は行政権
にとらわれず、いつの日にか県境を越えて次のJR
古虎渓駅までつなげる「第二次再生活動」に
取り組める日が来ることを願ってやみません。
この先は岐阜県多治見市です。
愛岐トンネル群50.jpg

来た道を一部Uターンすることになります。
愛岐トンネル群51.jpg

愛岐トンネル公開レイアウト。
このあと、マルシェ広場付近まで戻ってピクニック広場へ行きます。
愛岐トンネル群公開レイアウト.jpg

次回モミジ山とピクニック広場、JR定光寺駅への帰路、駅周辺の廃墟。

とても長い記事を見ていただき、お疲れさまでした。

今回の記事はすべて、2019年12月上旬の撮影。

愛岐トンネル群 秋の一般公開
2020年11月28日土曜日から2020年12月6日 日曜日まで
午前9時30分から入場は午後2時まで、午後3時閉場
JR中央線 定光寺駅下車、上流へ300メートルで入り口ゲート
(一般公開日以外は立ち入り禁止)
片道1.7キロ 
途中でトンネルの外に出ることはできない。

実際の滞在時間 午前11時ごろ入口到着、午後3時30分ごろ定光寺駅。
歩きやすい運動靴。
トイレットペーパーがないためポケットティッシュ。
トンネルの中は暗いので、懐中電灯が必要。
小銭があったほうがいい。
付近に駐車場なし。
ペット入場不可。

コロナ禍の社会情勢なので、感染対策はしっかりしてください。
もしかして、開催が中止になるかも?

愛岐トンネル群保存再生委員会の公式サイトで
開催概要などが確認できます。


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コメント 8

クッキー

行きたいですが・・・ 
地元テレビでこの企画よく拝見してます、行きたい 行きたいが
踏ん切りがつきません。
by クッキー (2020-11-26 16:18) 

侘び助

以前から廃線の旧中央線・一度は行って見たいと思っていました。
マイカー時代・土岐(親戚)に行くのは愛岐道路(有料時代から)
今は赤津・経由・運転手車もなくなり行く術は有りませんが)
愛環瀬戸から高蔵寺には交通の便もよく今回の一般公開に参加しようかな
と思っています。高齢で3・4キロは無理かもしれないので定光寺界隈の
景色でも見られたらいいかなって思っています。
by 侘び助 (2020-11-26 20:54) 

kame

密がきつくなる状況なら中止になる可能性もありますね。
2人とか3人で行くと楽しそうな感じがします。

by kame (2020-11-26 21:04) 

nikki

みなさんコメントありがとうございます。
春の公開はコロナ禍で中止になってました。

by nikki (2020-11-26 21:55) 

わたし

廃墟好きなので、行ってみたいです。
昨年行っておいてよかったですね。紅葉もすばらしい
by わたし (2020-11-26 22:52) 

tamatora★

モミジの写真が見れてありがとうございます。
もの凄くきれいです。
1つ下の記事、ケンタッキーもおいしそうです。
今日のお昼はケンタッキーにしたくなってきました。
by tamatora★ (2020-11-28 01:53) 

み〜

先日私も紅葉を見に山奥に出かけました。
出かけ先で、今どき珍しく水車が動いていて、何気に覗いてみたら実際に近くの蕎麦屋で使う蕎麦を突いてるところでした。
話ししながら、中もじっくり見せてもらいました。
水車で時間を掛けて突いたそば粉は、つなぎがいらないそうです。
帰りに蕎麦を食べようと思ってたのですが、量ができないそうで、早々に売り切れてました。
by み〜 (2020-11-28 17:59) 

ヨッシーパパ

これは楽しそうな場所で、紅葉を楽しめるんですね。
私は、トンネルマニアでも、「鉄」でもありませんが・・・。
by ヨッシーパパ (2020-11-28 18:47) 

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