山崎川石川大橋から北側の向田橋から石川橋までのさくら。

南側に行くことが多かったが、北側へ。
来年は山崎川北側もオススメ。


現在地から右方向(北側へ)


【名所案内】

山崎川は千種区に始まり、瑞穂区を経て名古屋港に注ぐ延長約12.4kmの都市河川です。 

「源は末森村、伊勝村に出づ。 河名村に至って河名川といい、石仏村、新屋敷村、井戸田村を経て山崎村に至り南に流れて海に入る。」 (張州府志(ちょうしゅうふし)より)

 東部丘陵地帯は水の便が悪く、各地にため池がありました。そのうちの一つ、「鼎池(かなえいけ)」は瑞穂耕地整理組合の事業によって埋め立てられ、跡地には石柱が立てられました。

 瑞穂公園付近には 「瑞穂古墳群 (一号墳・二号墳)」「大曲輪貝塚(おおぐるわかいづか)」、「下内田貝塚(しもうちだかいづか)」などの遺跡が点在しており、縄文時代はこのあたりが山崎川の河口であったと推定されています。

 図の中央にある 「村上神社(むらかみじんじゃ)はおどり山古墳とも言われ、周辺の大殿町(おとどまち)から須恵器が採取されています。 「眞好天神社( しんこうてんじんじゃ)」は天保年間、 村上神社内のおどり山古墳に祭られていましたが、 神仏のお告げがあり、明治2年(1869年) に今の地に遷宮されたと言われています。

「暮雨巷(ぼうこう)」は尾張の俳人久村暁台(くむらきょうたい)  (1732~92) の住居と伝えられ、 感性に優れた意匠の木造平屋造の建物です。 大正10年(1921年)に現在の位置に再築され、昭和38年 (1963年) に県文化財に指定されました。 

 近くには約300年の歴史がある 「正及神社(しょうきゅうじんじゃ)」があり、中区丸の内にある東照宮に次ぐ神社となっています。

 山崎川の桜は昭和3年(1928年) 耕地整理組合により500本植樹されたことが始まりで、現在は約600本植樹されています。桜の名所として毎年6~7万人が訪れています。



しおつけかいどう

・塩付街道

江戸時代、南区で取れた塩を信州まで運んだといわれ ており、南区本星崎町から千種区古出来町まで、馬の背に塩荷を付けて運んだことから塩付街道と名がつけられた。


 

・あゆちの水 (伝承地)

万葉集巻第十三3260に詠まれた「小治田の年魚道の水」はここであるという説がある。



おおぐるわかいづか 

・大曲輪貝塚

昭和14年6月に発見、 昭和16年に国の指定史跡となり、昭和55年に縄文時代の人骨がほぼ完全な形で出土した。

実物は名古屋市博物館で展示され、現地には発掘当時の複製が展示されている。


とうえいはちまんしゃ 

. 東栄八幡社

祭神は応神天皇。「尾張徇行記」に、 熱田社家栗田宮部太夫支配とあり、当時境内は一反十二歩 (約1040㎡) あっ た。市の特別緑地保全地区に指定されている。



とうざんそう 東山荘

大正時代に築造された山荘で、昭和11年に名古屋市所有となった。美しい数寄屋風書院造の建物が見事な景観を呈 している。

開館時間:9時~16時30分(庭園への入園は16時まで)

休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)年末年始



名古屋市博物館

本市の人口200万人突破記念事業として、昭和52年10月に開館した総合歴史博物館。

開館時間: 9時30分から17時 (入館は16時30分まで)

休館日:月曜日 (休日の場合は直後の平日) 

第4火曜日(休日を除く) 年末年始


出典 「瑞穂区誌」



向田橋付近のさくら




向田橋からのさくら


石川橋付近。ここで一旦途切れて北側で桜並木が再開。